遠距離介護体験記

田舎で独居の母が90歳になったのを機に退職し、8年弱遠距離介護をした体験談(姉弟等にメール連絡した内容)及び母亡き後の家、田畑、お墓について

2020-01-01から1年間の記事一覧

最後に

7結び 団塊世代の我々がこれから被介護者になる事を考えると、公的介護の制度が更に充実して行くでしょうが、如何なる死に様を迎えるかを覚悟しておくことも大事だと思います。 これも、お金のある人無い人、身近にお世話をしてくれる方がいる人そうでない…

お墓について

7お墓について 母が亡くなった年に、遠方のお墓をどうしたものかと思っていたら、市で公営のメモリアルパークの公募があり申し込んだところ運よく当選したので、約一年後に家の近くにお墓を建てました。 その時点で故郷のお墓はご住職に事情説明をして墓終…

家・田畑について

6 家・田畑について 遠距離介護が始まって間もないころから、それまで放置してあった家、屋敷の相続登記を始めました。先ず実家に有った登記書を確認したところ、母名義の90㎡の田と預貯金以外は全部父名義のままでした。更に家の建っている場所は農地の…

介護事業所に送った情報です。

項目 状態 対策 家の中の修理、電球の交換、部屋の模様替え 出来ないし、する気もない。 自分が帰った時に実施 自治会活動 数年前から免除してもらっている 隣邦の方々に感謝あるのみ 掃除 やる気がないし、しない。 自分が帰った時に実施 買い物 150m位…

体験から学んだことのまとめ

5一周忌を終えて思ったこと 〇母とご先祖への感謝、祭祀継承者としての責任 今私がこうして居られるのも、両親が生み育てて呉れたお陰、更に言えば先祖がその時代時代の辛苦を乗り越えながら子孫を守って来たお陰だと思っています。 私で8代目に当たり十七…

介護事業所には大変お世話になりましたが、本人の要望通り、自宅に居住しながらの大往生でした。

4 亡くなった時の事及びその後 亡くなった時の事 2017年8月11日昼前、Yさんから電話があり、「お婆ちゃんを家に迎えに行き、車でWに輸送中急に意識が無くなり、現在救急車で病院に向かっている。」との連絡が入りました。聞いた時はビックリしましたが、こ…

お盆前後に帰れなくなった時に限って

〇2017年7月22日(Wからのメール) 今晩は。遅い時間に失礼します。早速に食材を送っていただきまして有難うございます。また扇風機も使用させていただいております。〇〇様ですが本日の入浴時、陰部あたりの皮膚が少し白くなっており、様子観察をさせていた…

介護事業所と調整結果、特養に入居申請することとしました。

八年目4回目 二日目(2017年6月2日) Wのお蔭で、着いた直後も家の中は片付いているので、買い物に出かけたり、自分の片付けをしたりで特にバタバタはしませんでした。 お婆ちゃんも思いの外元気で少し太ったとのことで、どうやら100歳まで行きそうな感じ…

要介護3と認定

要介護3の認定を受け、今後を検討し始めました。 三回目4日目(2017年4月5日) 草はまだそんなに生えていなく、今回はパスすることとしました。 ヤクルト、宅配弁当の支払いも終え、特別給付金の手続きもして来ました。 後は明日介護認定員の訪問対応とWと…

右上腕部が骨折

骨折していましたが、結果骨折部分のズレもなく、時期相当に回復しているとの事でした。 二回目1日目(2017年2月20日) 皆さんには、余分な心配を掛けたくなかったのでお伝えしませんでしたが、今日夕方来ました。 実は今月11日(土)にWからお婆ちゃんの…

八年目に入りました。

歩行が極めて鈍化したのでポータブルトイレを設置しました。 ◎八年目(2017年) Wのお蔭で、老化は進んでいるものの歳の割には順調でしたが、便所に行こうとしてだと思われますが廊下で倒れ右上腕部骨折をしました。 本人は大丈夫と言うものの、放って置けな…

弟との情報交換です。

現況、今後の事について弟との情報交換です。彼も色々思いがあっても体が自由に動かないための葛藤があると思い、出来るだけ気持ちを聞こうと思っています。 〇2016年11月11日 弟に一度会って話をと呼びかけたが、都合がつかなかったので、メールした内容 こ…

今後の見通しが立ってきました。

介護事業所のお陰でお婆ちゃんの日常生活も良い状態になっていますし、家・納屋の整理も含め色々今後の見通しも立ってきました。 〇2016年10月14日 何時もの通り、今回は17日夕に着くように行きます。 冬支度、草刈り、環境の整備、Wとの調整(食事、入浴…

老化が更に進みましたが、介護施設のお陰で何とかなっています。

お婆ちゃんの自宅で過ごしたい思いが強いため、介護施設の方が本当に親身になって協力してくれています。 六日目(2016年8月13日) 相変わらず暑い。 そんな中、軽作業ではあるけれど、剪定終わりました。 それから午前中お婆ちゃんの甥で我々の従兄が「お前…

介護施設との正確な情報交換が良い結果を生んでいます。

何事もそうですが、いかに適時適切に正確な情報交換をするかによって対応が変わります。私も過去の経験から介護施設には包み隠すことなく正確に情報を提供しようと思っています。 〇2016年8月6日 8日に行く連絡 さて今回も件名の通り行ってきます。 暑い中で…

介護事業者とのきめの細かい調整が始まりました。

この事業者を選んで本当に良かったと思いました。とにかく毎日しかもお婆ちゃんの状況に合わせながら徐々にきめの細かい支援をしてくれ始めました。遠隔地に居る者としては自分がそこに居ると同じ感じになりました。 十四日目(2016年6月15日) 納屋の解体、…

訪問介護始まる

弁当の配食と訪問介護(まず無事を確認するだけ)で必ず毎日声掛けが出来るようになりました。 七年目2日目(2016年6月3日) さて昨日夕方予定通り到着し、早速買い出し、掃除、洗濯を先程までやっていました。一段落したので、ご連絡です。 お婆ちゃんは相…

一次判定で要介護1と判明

お婆ちゃんの頑固さから随分苦労してきましたが、5月から何とか「幼老複合型の介護施設」のお世話になる見通しが立ちました。 六日目(2016年4月10日) 早いもので、来て5日経過です。 最初は半年振りだったので色々滅入りましたが、今は一段落しどちらかと…

七年目に入りました。

七年目に入り、お婆ちゃんの老化は進む一方ですが、納屋の解体等外回りの整理も順調に進むし、何よりも一番嬉しかったのは非常に小回りの利く介護施設にお世話になることとなりました。 ◎七年目(2016年) 遠距離介護を始めてから今年で七年目に入ります。 …

見守りだけならば対応してくれるとのこと。

介護関係は相変わらずですが、見守りだけであれば対応してくるとのことで、今後調整をしようと思います。納屋は解体に向かい順調に準備を進めています。 六年目4回目 一日目(2015年10月7日) 午前10時過ぎに無事到着しました。 相変わらず汚れている台所、…

引き続き説得

生まれつきの頑固さはどんなに老いても治りません。近所の方々を含め皆が説得しても相変わらず自分の考えを通しています。私も段々動きが鈍くなってきていますから、いつまでもお婆ちゃんのペースに合わせる訳に行かず、今後を考え動き始めました。 〇2015年…

老化が進むも施設入所断固として拒否

歳を考えると無理もないけれど、やはり認知も衰えるし体の老化も進んでいます。にも拘らず相変わらず施設入所等については頑なに拒否をしています。いつまで続くのやら・・・ 六年目2回目 三日目(2015年6月4日) 昨日はホンの小雨程度、今日は良い天気と言…

六年目に入り、老化が随分進んだ感じです。

給食サービスで安心をしたのか、元々の年のせいか生活状況がかなり変化しました。それから勘違いも結構多く、このままでは問題があるので色々工夫をしなければと思いました。 ◎六年目(2015年) 驚いたのが、今まではテレビ・こたつのある部屋とは別の部屋で…

百歳に届きそう

配食の弁当がすっかり馴染んだらしく、元気になったようです。 五年目3回目 一日目(2014年8月4日) 昨日無事着いてから雨続き。 買い物、取りあえずの部屋掃除、お婆ちゃんが一杯溜めてあった洗濯もの(止むを得ないので部屋の中に干す)は終了したけれど、…

五年目に入りました。

本人の老化が進み、日常の食生活にかなり支障が出始めたこともあったのか社協の弁当配食を受けることとなりました。最初の配食があった時に言ったのが「最初から狐か」との悪態でした。そんなことを言いながらも満足したようでした。 ◎五年目(2014年) 大き…

両面作戦何とかなっています。

姉がおかしくなった時はどうなるかと思いましたが、態勢が整うと、あとは順調に行っています。お婆ちゃんも思いのほか、元気で相変わらず頑固を通しています。 四年目2回目 一日目(2013年6月6日) 10時半頃着きました。 買い物をして来てから、部…

四年目が始まりました。

お婆ちゃん、体は元気ですが衛生状態・生活状況等から、このままでは本人が大変ではないかと思いますが、それよりも誰かが家に入ってくるのが負担らしく成るようにしか成らないと開き直っているので今後の検討が必要。姉は施設に入っているので、本人に自由…

弟が家族ぐるみで母の様子を確認してくれた。

4年目に入りますが、自分が行く前の春先に弟家族が行ってくれて、色々確認をしてもらった。以下はその時弟が感じたことへのメールのやり取りです。 ◎四年目(2013年) 春先に弟家族が、お婆ちゃんの様子見方々激励に行ってくれました。お婆ちゃんは、年…

姉対応が主でした

病気とはいえ、いわゆる怪我等と違い一見判らない精神関係の病気の対応は素人にとっては戸惑いの連続でした。しかしながら甥・姪の努力により、病名が判明し入院後施設に入れたとのことで、何よりも本人も大変だっただろうけれど、周りも一安心しました。 三…

三年目に入りました。母は物忘れはするものの元気なのに、姉に変化が・・・

以前から予兆はありましたが、姉の変化が現実化し甥・姪と協力しながら対応することとなりました。当面両面作戦です。母の体が年の割には元気なのが救い。 ◎三年目(2012年) このテーマの主題ではないので、細かいことは省きますが、姉には男女二人の子…