遠距離介護体験記

田舎で独居の母が90歳になったのを機に退職し、8年弱遠距離介護をした体験談(姉弟等にメール連絡した内容)及び母亡き後の家、田畑、お墓について

老化が更に進みましたが、介護施設のお陰で何とかなっています。

お婆ちゃんの自宅で過ごしたい思いが強いため、介護施設の方が本当に親身になって協力してくれています。

 

六日目(2016年8月13日)

相変わらず暑い。

そんな中、軽作業ではあるけれど、剪定終わりました。

それから午前中お婆ちゃんの甥で我々の従兄が「お前が来ているだろうと思って」と言って陣中見舞いに来てくれました。今年心臓の手術(弁を人工の物にしたとのこと)をしたとかで結構大変そうでした。

彼が75歳、私が70歳とお互い良い年になったと慰めやら感心やら・・・

思うに誰も年を取りたくて取っている訳ではないけれど、それなりの年になれば生き恥を晒す前にスッキリ逝きたいものだと思う。

お婆ちゃんも好んで今のような状態になっていないのは良く分かるけれど、見ていると気の毒に思うことがある。

思っても出来なくなっている、一寸した動きが面倒になっている、そもそも覚えていない(今日も自分の弟が亡くなったことを覚えていなかった)等・・・

しかしこればかりはどうしようもないこと。さてさて如何にしたものか。

十日目(2016年8月17日)

外仕事が終わってから、夏蒲団、毛布、お婆ちゃんの着衣等を洗濯しました。写真に写っている布団も酷い汚れだったのですが、洗ったら綺麗になったので、お婆ちゃんと一緒に写真に収め送ります。(写真省略)

ところで昨日珍しくWに行って風呂に入り、髪の毛を梳いて貰い、着替えて(着ていたものはWが洗濯してくれた)帰って来ました。

週一回位行ってくれると良いなと思いますが、中々行きたがりません。

昨日も騙すようにして連れて行って貰いました。

全般的にはかなり体力的に低下している様子です。便所に行くときも時々縁側の机に腰かけて一休みしてから行っているのを見かけます。

それから一日の大半が横になって寝ているか休んでいます。

でも食べることに関しては一挙に沢山は食べませんが、小刻みに四六時中食べている感があります。

十四日目(2016年8月21日)

台風の影響も考えられたので、今日帰りました。

お婆ちゃんは認知が大分進んでいて、食べる・寝る以外の日常生活はかなり無理そうです。

暫く洗濯等はしなくても良いようにしてきましたが、汚れ物をどうするかを検討中です。

Wで色々協力してくれているので本当に助かっています。

取り敢えずWの方に着替えている場所、着る物を色々置いてある場所(箪笥と、数個の段ボールに表記をして夏・冬・アイモノに区分した下着上下・靴下・上着・ズボン・防寒着・タオル等)を連絡してきました。

 

本日は以上です。