遠距離介護体験記

田舎で独居の母が90歳になったのを機に退職し、8年弱遠距離介護をした体験談(姉弟等にメール連絡した内容)及び母亡き後の家、田畑、お墓について

今後の見通しが立ってきました。

介護事業所のお陰でお婆ちゃんの日常生活も良い状態になっていますし、家・納屋の整理も含め色々今後の見通しも立ってきました。

 

〇2016年10月14日

何時もの通り、今回は17日夕に着くように行きます。

冬支度、草刈り、環境の整備、Wとの調整(食事、入浴、洗濯等)等です。

ところで9月に入ってからは毎週土曜日にWに行き、食事、入浴をしているとのことでした。

そんな中、8日(土)にWから電話があり、お婆ちゃんが発熱(39度、脈拍120越え)とのこと。食欲はあるが、少し咳き込んでいるとのことでした。

病院に連れて行って貰い、点滴、レントゲン写真、尿検査、血液検査等をして貰いました。

結果異常なしで、多分風邪、日曜日夕方お婆ちゃんに電話をしたら少し咳が出ていましたが、笑っていたので安心をしました。でも通院をしたこととか、点滴をしたこと等はすっかり忘れていました。

さて今回は私の娘が20日まで同行するとのことで、掃除片づけ等を手伝って貰う予定です。

七年目4回目

一日目(2016年10月17日)

夕方無事着きました。

取り敢えず買い物、掃除、情報収集(近所の方及びW)等何時もの通りです。

あ婆ちゃんはすっかり元気を取り戻したようで、土産に買って来たどら焼きを既に4個平らげ(他の物は隠しました)、バナナも半分食べ、牛乳もパックのまま飲んでいます。

食べること、寝ることは歳の割には「凄い」の一言、その反面忘れることも相当進んで孫(娘)が来ていることを、声がする度に(既に誰か来たのかと5回確認)確認する始末です。

周りの状況として近所の親戚が庭の芝生を刈ってくれていたり、新聞を収集日に出してくれていたりと協力してくれているし、Wの方々も色々工夫してやってくれていて助かります。

9月以降は毎週土曜日にWに行って風呂に入る等小奇麗にしている様子です。今回は散髪もしていてこざっぱりしていました。

五日目(2016年10月21日)

先ほど地震があったらしいけれど外で作業していて気が付きませんでした。学校で警報が放送されたので、家に帰ってテレビを見て分かりました。お婆ちゃんには「あれが分からなかったのか」と馬鹿にされながら。

さて作業は草刈りを午前中で終わり、周辺の補備をしているところです。

今回は孫(娘)が最初家の中のことをやってくれたので極めて順調に終了することが出来ました。

後は外回りの補備・冬支度・墓参り、今後のことについてのWとの調整です。

7年前に介護で依頼した関係者がずっと毎月一回見回りをしてくれていましたが、その方がWとも順調に行っているようなのでこれで最後としますと挨拶がありました。

その方の話だと特別介護老人ホームは介護度3以上で入れるが、お婆ちゃんの場合は、介護度以外条件は揃っているので、それまではWが在宅介護で色々工夫しながら面倒を見てくれるだろうとのことでした。

11月からWと調整をし、先ず食事については月・水・金は社会福祉から、火・木・日は宅配から、土曜日はWに行きそこで食事・入浴・洗濯等をして貰うこととしました。今回は家に入った時もおばあちゃんの部屋に来た時も異臭はありません。9月から毎週土曜日にWに行き、衛生状況も大分良いようです。またかなり抵抗がなくなってきたようです。このまますんなりとは行かないとは思いますが、出来るだけ順調に進むことを願っています。

七日目(2016年10月23日)

今日は自分で網戸の破れたのを交換し(親戚の家のも交換)奥の部屋から冬物の服に交換を始めました。今までは納屋主体であった不要物品処理を母屋の方も始めました。

今朝から大型のごみ袋で朝、昼、夕と6個、毛布2枚、布団一枚を焼却処分しました。でも散らかりようが凄いため中々進まず半分位です。

そんな午後甥が見舞い方々の訪問をしてくれました。

お婆ちゃんの好物の饅頭と私の好物のお酒を持って(今後はどうかお気遣いなく)、あまり申し訳ないので、弟に送って貰ったビールでお返し(人の褌で相撲)をしました。

それからお婆ちゃんは昨日自分が留守の間にWに行って食事・入浴をしてきたようでメモが残っていました。

依然と比べかなり小奇麗にしていて臭いもありません。

今後はこんな形で時間のある範囲で片付けをしようと思っています。

十日目(2016年10月26日)

草刈りも終わり、楽勝と思っていましたが、2件のトラブルが発生しました。

1点は湯沸かし器が昨晩から調子が悪く、現在修理申請中。明日ごろ業者が来る予定ですが、その間やかんでお湯を沸かして体を拭いています。まるでキャンプのよう。

2点目は今日午後車の前輪左がパンクしているのを発見し、予備のタイヤに入れ替えました。

本来のWとの調整は順調に運びました。

お墓も今日掃除をしてきて後程参ろうと思っています。

草のほうは一部焼却しましたが、乾きがイマイチで燃えが良くないため今少し様子を見ようと思っています。どうしても焼かなければならない物でもありませんので焼けない場合は放置します。

後はお婆ちゃんと馬鹿を言いながらぼちぼちやっています。

十三日目(2016年10月29日)

湯沸かし器の修理を除き全部終了しました。

草の焼却は最後のところがイマイチですが、特に問題はないので終了します。

湯沸かし器は私が居る間に修理できれば良いけれど、そうでない場合にも地元のお世話になっている業者に責任を持って修理して貰えるように依頼しました。

今日は、お婆ちゃんは先ほどWに出向きました。

これで今年も終了です。

仕事を辞め、お婆ちゃん支援のためこちらに来始めてから丁度7年になります。

7年前のお婆ちゃんはまだ自転車に乗っていましたが、今はほんの少し動くだけでも大変そうです。

認知も進み、運動能力も相当低下しましたが、食べることと寝ることは全く問題ありません。

今後の見通しはなかなか立ちませんが、Wのお蔭で十分とは言えないまでも取り敢えずお婆ちゃん支援体制が出来たと喜んでいます。

納屋もガラクタが一杯入っていて整理に大変でしたが、2棟解体出来、ほんの少しですが、前進したと思っています。

今後は残りの納屋と母屋の整理に入ろうと思っています。

自分の健康との競争みたいな感じもしますが、ぼちぼち出来るだけ進めようと思っています。

 

本日は以上です。