遠距離介護体験記

田舎で独居の母が90歳になったのを機に退職し、8年弱遠距離介護をした体験談(姉弟等にメール連絡した内容)及び母亡き後の家、田畑、お墓について

姉対応が主でした

病気とはいえ、いわゆる怪我等と違い一見判らない精神関係の病気の対応は素人にとっては戸惑いの連続でした。しかしながら甥・姪の努力により、病名が判明し入院後施設に入れたとのことで、何よりも本人も大変だっただろうけれど、周りも一安心しました。

 

三年目2回目

一日目(2012年6月8日)

11時過ぎに無事到着しました。

到着後、色々今後の手配と思っていましたが、姉(9日通院のため昨日着いたとの事)がいたので、先ず恐れずに現状をしっかり認識し、それを踏まえて今後の生活設計をたてることと、出来るだけ子供たちに迷惑を掛けない様にと具体例を挙げながら伝えました。 

その間意味の良く理解できない話も一杯入るものだから苦労しましたが、上記事項は現時点ではそれなりに理解していると思います。 

尚甥と調整した結果、明日午後通院に同行することとしました。結果については後ほど報告します。

七日目(2012年6月14日)

今日夕方草刈りが終了し、一つの節目を終了しました。

後は家の周辺の植木の剪定とか、刈った草を燃やすとかで天候との勝負です。 

8日こちらに来てからは、半分以上が姉との付き合いでやや疲れました。

と言うのは話の理屈が通らない事を一生懸命になって話すものだからまともに相手をしているとこちらが変になりそうです。 

この度も最初の8日から10日の間は途中で甥と通院をした件があったけれど、10日に帰ってから13日夜急遽来ました。用件を聞いてもはっきりせず、今日昼帰りました。意味が良く分かりませんが、折角だから弟に写真を送ってやろうと言う事になり、写真を撮りましたので送ります。(写真省略) 

八日目(2012年6月15日)

今甥から連絡があり、来週火曜日、介護センターの調査員が神戸の姉の家に訪

問するとの事。

甥と打ち合わせた事

・多分姉はその場を取り繕うだろうから、事前に今までの色々な事を資料も含め準備をしておいて姉に気付かれない様に調査員に渡す。

・その際事前に電話で資料を渡すことと、概略を話しておき調査員にその気で調べて貰う。

 十二日目(2012年6月19日)

今甥から以下の連絡あり。

何れにしても悪天候の中甥には本当にお疲れ様でした。 

・調査員には事前に会い、説明の上関係資料を渡し分かって貰えたとの事。

・姉は調査員を調査員として認識しておらず調査員もアンケートと言う形で面談をしたとの事。

・姪に盗られたと言っていた免許証が出て来たとの事。

十三日目(2012年6月20日)

台風も大した事無く、これで帰ります。次回は8月予定です。

 三年目3回目

出発前(2012年8月1日) 

8日に行き約2週間位滞在する予定です。

お婆ちゃんからは夢でも見たのか7月28日に「今日来るのではなかったのか」との電話がありました。多分8月に行くと言ってあったので、何かの勘違いだと思います。昨日も電話があり、「何時来るのか」との問い合わせ。

 何時行くかを言うとバタバタするので、最近は行く日にちを言っていません。 と言う事で来週水曜日に行きますが、何かあれば連絡下さい。

三日目(2012年8月11日)

毎日暑い日が続いていますが、こちらは草刈り(草刈りだけではありませんが)も順調に進んで、後一息(2割位)と言ったところです。 

さて明日姉の件で甥・姪と話し合う予定でしたが、なんと今日甥と姉が病院帰りに一緒に来ました。様子は以前と変わりません。話の内容で分かる部分と忘れている部分(一カ月位前のデジカメの件とか、ハガキの件等)とで、内容的にも自分ごとになると相変わらず興奮しやすい感じです。 

月曜日に帰るそうですが、今後の事について他の例を挙げながら説明をしていますが、何処まで理解をしてくれることやらと言った感じです。

五日目(2012年8月12日)

今朝になり、姉が急遽帰ったので、午後予定通り甥・姪と現況確認及び今後の事について話し合いました。 

甥の話によると、先生の見解として、症状はかなり進んでおり居宅は難しいようです。しっかり入院をして検査をした方が良いだろうとのことでその紹介状を書いてくれるとの事でした。本人にどの様に伝えるかは残っているものの、今後何処で診て貰うかを自分たちの都合も考えながら探そうと言う事になりました。 

十三日目(2012年8月20日)

こちらの仕事も一通り終わり、明日夕こちらを発ち東京に帰ります。 

お婆ちゃんは大きな変化はありませんがやはり動きが遅くなっています。

 2012年9月8日

弟へ

甥からの連絡で姉が今日昼入院をしたとのこと。 

本人は「何故入院をしなければならないのか分からない」と言っているらしいが、甥から「アルツハイマーだ」と伝えたとの事。 

なおそこには3カ月間しか入院出来ず、その頃にはまたケアマネと相談をして今後を考えるとの事。

三年目4回目

一日目(2012年10月12日)

 今日昼着いて買い物をした後、台所と冷蔵庫を簡単に片付けました。酷い汚れは何時もの通りです。

八日目(2012年10月19日)

今郵便局から古米、餅米、新米、洗剤(お婆ちゃんが使いきれないもの)を送りました。 

帰りにお菓子を買って来たら早速食べ始めたお婆ちゃんの写真を添付しておきます。(写真省略) 

あと草を燃やせば終了です。

 九日目(2012年10月20日)

草刈り、冬仕度等も一通り終わり、後は草を燃やすだけなので月曜日にこちらを発とうと思っています。

12月末に姪から連絡があり、姉がグループホームに入所出来たとのこと。

本人の事、甥・姪の事を考えるとまずまずの対応が出来て本当に良かったと思

います。

 

本日は以上です。