遠距離介護体験記

田舎で独居の母が90歳になったのを機に退職し、8年弱遠距離介護をした体験談(姉弟等にメール連絡した内容)及び母亡き後の家、田畑、お墓について

引き続き説得

生まれつきの頑固さはどんなに老いても治りません。近所の方々を含め皆が説得しても相変わらず自分の考えを通しています。私も段々動きが鈍くなってきていますから、いつまでもお婆ちゃんのペースに合わせる訳に行かず、今後を考え動き始めました。

 

〇2015年8月1日

暑い毎日が続いていますが、皆様如何お暮らしでしょうか?

件名(8月10日出発)の通りこちらを出発の予定です。

8月と言う事と、妻の体調がイマイチの為(6月から少量の下血が続いており、内視鏡で2回検査したが、悪性ではないことがはっきりしたものの病名が分からない状態)予約が遅くなり、何時も使っているバスがこの日しか予約できませんでした。

と言うことで何時もよりやや遅くこちらを出発予定です。

到着後は何時も通りと考えていますが、状況によっては早く帰ることがあるかも知れません。

六年目3回目

一日目(2015年8月11日)

お盆前の交通渋滞に会い、三宮に着くのが2時間遅れ、そのため遅くなりました。

何時もの通り、掃除をしたり、洗濯したり、買い物でした。

今回はその外、近所の親戚、我が家の前のご婦人(70代半ば)とかなり詳しく話しました。

近所の方は、お婆ちゃんが誰も気が付かない間に冷たくなっていたらどうしようかと言う心配が主でした。

それについては心配していてくれることに感謝しつつも人の言うことに耳を貸さないお婆ちゃんに100%の責任があると皆さんにお伝え下さいとお願いしました。

お二人とも私がヘルパーを頼んだにも拘らず嘘ついて断った事、施設のお世話を進めているのに聞く耳を持たない事、姉が病気で来られない事等をよく知っていて、他の近所の人たちにも間に入って説明をしてくれている様子でした。

またお二人とも時々家の中の様子を見に来てくれて、折を見てお婆ちゃんに「施設(ヘルパー、デイサービス等含めて)のお世話になったら」と言ってくれるらしく、「自分で出来るから」と聞く耳を持たないことをよく知っていました。

それから笑い話として、「お婆ちゃんが親を看取ったのは何歳か」と聞いたら「60歳半ば」と言うから、「息子が70歳近くなるのだからその辺もよく考えて施設に入ったら」と言ったところ、「70歳になるまで親が生きているのだから幸せだろう」と。

この話を前記二人にも話したら大受け。

六日目(2015年8月16日)

暑い日が続いていますね。

さて件名(ついにダウン)を見て何を想像されましたか?

実は草刈機がダウンし、新しいのに買い換えました。

と言うことでお婆ちゃんも自分も年相応に元気です。

お盆休みを取ったり、お墓参りをしたりしながらですが、先ほど草刈も終了し、後は周辺整備と車検の手続きをして帰ろうと思っています。

ただ去年お盆明けに混んでいて参った経験があるので20日過ぎ位にずらそうと思っています。

それから昨日午後甥が来てくれて情報交換等をしました。

毎回顔を見せてくれてありがとう。

今回思ったことは、お婆ちゃんの意向を無視し、来年あたりに壊れかかった第一納屋と学校の下の第三納屋を業者に頼んで壊そうかと思っています。お婆ちゃんに聞くと必ずストップがかかるけれど、自分の年も考えボチボチこちらの都合で決めていこうと思っています(甥から黙ってやったら良いとのアドバイス受け)。

十一日目(2015年8月21日)

この度もやったことは何時もの通りですが、感じたことはお婆ちゃんの認知が進んだと言うことでした。

今後の方針としていかにしてお婆ちゃんを介護の手に委ねていくかを検討しつつ、納屋等の古い建物を含め処分を考えています。

お婆ちゃんに関しては普通の手段ではだめだし、市の職員に相談をしても本人の承諾が無いと出来ない等一般的な回答しかないので、5年前に要支援2を貰った際にお世話になったNさんに相談をしつつ、出来れば医者にも往診をして貰って進めて見ようと思っています。そうすればお婆ちゃんが医者に行かないと言ってもそれなりの診断が出るだろうし、独居の状況(子供たちの状況も含め)を見れば、市も動き始めるのではないかと思っています。

納屋等については既に壊す予定の納屋は、残す納屋に物を移すとか焼却処分をしました。後2~3回帰る間に空にしようと思っています。壊す納屋は来年初回行く時に業者見積もりを始め、秋位までには壊したいと思っています。

 

本日は以上です。