遠距離介護体験記

田舎で独居の母が90歳になったのを機に退職し、8年弱遠距離介護をした体験談(姉弟等にメール連絡した内容)及び母亡き後の家、田畑、お墓について

八年目に入りました。

歩行が極めて鈍化したのでポータブルトイレを設置しました。

 

◎八年目(2017年)

Wのお蔭で、老化は進んでいるものの歳の割には順調でしたが、便所に行こうとしてだと思われますが廊下で倒れ右上腕部骨折をしました。

本人は大丈夫と言うものの、放って置けないので急遽様子を見に行き、病院にも付き添いましたが何とかWのお世話になりながら自宅療養で過ごせる事となりました。

 一方、介護認定結果が要介護3となり、特養入所の資格が出来ましたので諸々考慮した結果そこへの入所手続きを進める事としました。

その後Wの絶大なるケアーを受けながら、歳相応の生活をしていたところ、弟(後遺症で移動が大変な為)夫婦が8月中旬に船で回る瀬戸内海の旅に行かけ、途中ツアー旅行から離れ、お婆ちゃんの様子を伺うと言う事で出発しました。

 一寸先は闇と言いますが、世の中何が何時どの様に起きるかは正に「神のみぞ知る」です。

 弟夫婦が出かけている最中の8月11日お盆前に、Wで食事・入浴等の為迎えに来た車に乗って移動中、突然意識不明となり救急車で病院に運ばれましたがそのまま帰らぬ人となりました。

 

八年目1回目(2017年1月11日)

今まで冬場は行かなかったのですが、お婆ちゃんの老化がかなり進んだ事、Wとの調整、真冬の環境整備、湯沸かし器修理の支払い、宅配弁当の支払い等があるので処置をしに来ました。

二日目(2017年1月12日)

百聞は一見にしかずと申します。

取り敢えず今朝Wの方が見えて顔を拭いて貰った後の写真を送ります。(写真省略)

歳の割には元気ですが、食事から何から殆どこたつに入ってやっています。寒くないかと聞いても「大丈夫丁度良い」とのことです。

相変わらず昔話を何回もしたり、日にちを何回も聞いたりするのは変わりませんが、認識している情報に基づく回答はしっかりしています。

と言うことでボチボチやっている様子ですからご安心ください。

五日目(2017年1月15日)

昨日少し雪が降りこちらはかなり冷え込んでいます。

さて予定していたこと(お婆ちゃんの状態確認、Wとの調整、未払金の支払い、保存食の買い出し、清掃等)が終了しましたので、明日帰ります。

Wとは今後週2回のデーサービスにする事と、次回の介護認定手続き等について調整しました。

総じて、お婆ちゃんは年齢の割に元気ですが、認知も進み動きがかなり億劫になってきています。便所に行くにも途中で一回休憩を取ります。そこで介護の費用で隣室にポータブルトイレを設置しました。

その一方認知は進んでいるものの減らず口は相変わらずで、20年も前の話を今の話のようにするものだからそれを指摘すると「頭が若いからだ」とか、ポータブルトイレを介護保険の関係で買うと1割で買えたのが分かると、「もう一つ買おう」と言うものだから、「二つも必要ないだろう」と言うと「他の人に売るのだ」と。

 

本日は以上です。