遠距離介護体験記

田舎で独居の母が90歳になったのを機に退職し、8年弱遠距離介護をした体験談(姉弟等にメール連絡した内容)及び母亡き後の家、田畑、お墓について

介護事業者とのきめの細かい調整が始まりました。

この事業者を選んで本当に良かったと思いました。とにかく毎日しかもお婆ちゃんの状況に合わせながら徐々にきめの細かい支援をしてくれ始めました。遠隔地に居る者としては自分がそこに居ると同じ感じになりました。

 

十四日目(2016年6月15日)

納屋の解体、草刈り、周辺整備、介護の確認等それなりに終了し帰って来ました。

解体は予定通り無事終了し、母屋の裏側もそれなりの補強が出来ましたが、滅失届の際、先代(父)が古い家(現駐車場)の滅失届を出していなかったり建てた納屋の届をしていなかったりで、現在残っている建物の図面を出すこととなり先ほど書いて郵送しました。

介護は一次判定通り要介護1で、Wから訪問してくれる方々(担当が決っている訳ではなく5人が代わる代わる訪問)ともお会いし話をしましたが、当面在宅でお婆ちゃんの様子を確認するのが主になりそうです。

お婆ちゃんには「何か困ったことがあれば遠慮しないでお願いをして見ろ」と伝えましたが、どこまで実行できるか・・・

と言うことで暫く様子見と言ったところです。

お婆ちゃんは当然とは言え、年々認知が進み、動きが大変そうになっています。愈々になれば認知専門の医者に見て貰うことも念頭に置いています。

〇2016年6月18日 弟だけに特別便

お婆ちゃんが90歳に成ったのを機に後悔をしたくなかったので、会社を辞め支援をしに行き始めてから7年目になります。

7年前から今までの写真を全部送っていると思いますが、再度数回に分けてお前だけに送ります。(写真省略)

年々老いているのが良く分かると思います。

身体的には最初の頃は自転車に乗っていましたが、最近はほんの数メートル動くのも面倒そうです。

知的にもかなり認知が進んでいますが、ご承知の通り本人はケチと相まって頑として皆さんのお世話に成りたがりません。

が、Wからの訪問に関しては、「市から心配をして来てくれているのだ」と言う事にしてあります。

これからどんな展開になるかは分かりませんが、色々な公的機関を活用しながら引き続き頑張ろうと思っています。

〇2016年7月4日  自分へのメモ代わりを弟夫婦へ連絡

本日午後2時過ぎにYさん(Wの責任者)から以下の電話がありました。

・以前私が行っている時(6月)にヘルパーさんを座敷に上げてお婆ちゃんと面談をしたことから、最近は朝夕ヘルパーさん訪問時どちらかで必ず座敷に上がり、お婆ちゃんが顔を忘れないようにしているとの事。

・風呂に入っていない様子なので、訪問時タオルを濡らし、顔等を拭くように渡していたが(6月行っている時に依頼した)、タオルが濡れたままの状態で段々溜まり7枚程洗濯をした。本人は口では洗濯をすると言うが、使えばそのままにしている。

・最近ヘルパーが台所の片付けをさせて貰えるようになったので片付けをしているが、可燃ごみをどのように処理をすればよいかとの問い合わせ。ゴミ袋のある場所と、納屋にポリ容器があることを伝え、それを家の前のボイラー付近に持ってきてそこに置き、捨てる日に処置をして欲しいと依頼。

・Y(管理者)さんが訪問時、新聞の集金人と会ってその人の話によると、お婆ちゃんは20万円位入った紙袋を持ってきて、そこから取ってくれと渡されたとのこと。集金人が心配し、振り込みが出来るのでそのようにしたらどうかとのアドバイス

ところが取っている新聞が違う新聞で、代金はお婆ちゃんの通帳から引き落としているのでそのように伝え、8月帰った時に調整をすることとした。

・お婆ちゃんはどうも着替えを全然していない様子なので、一度話をして着替えさせたとのこと。自分が帰った時は、どれが着たものかそうでないかは匂いを嗅いで判別し、洗濯をしていることを伝える。

6月帰った時は、Wからは週4回一日10分前後訪問するだけで、まだ出来ることがあるのではと言ったので検討してくれたのか、かなり実情に合った色々なケアーがされ始めたと有難く思っています。

以上自分へのメモも兼ねてご連絡。

 

本日は以上です。