遠距離介護体験記

田舎で独居の母が90歳になったのを機に退職し、8年弱遠距離介護をした体験談(姉弟等にメール連絡した内容)及び母亡き後の家、田畑、お墓について

七年目に入りました。

七年目に入り、お婆ちゃんの老化は進む一方ですが、納屋の解体等外回りの整理も順調に進むし、何よりも一番嬉しかったのは非常に小回りの利く介護施設にお世話になることとなりました。

 

◎七年目(2016年)

遠距離介護を始めてから今年で七年目に入ります。

家の中、その周辺と色々整理していますが、それも段々単調になりつつあり今後の事も考えいよいよ納屋の解体をし、外回りをスッキリさせました。思いの外スムーズに出来たと思います。

それから故郷との往復も、別の場所で夜行バスの事故があったものだから、弟から「旅費を出すから新幹線にしろ」と身を案じて貰いましたが、費用はお婆ちゃんの預かり金を活用すれば何とかなるし、私も70歳になるのでこの辺でと思い新幹線で往復することとしました。

更に一番大きかったのは、あれ程母が毛嫌いしていたヘルパーさん及び施設のお世話になるようになったことです。これは一筋縄では行かないので、月一回様子を見に来ている介護のSさんからのアドバイスを受けました。

その方の話によると、いわゆる公的機関の施設ではないけれど非常に小回りの利くケアーをしてくれるし費用も介護度に応じて定額との事でした。しかもそこの管理責任者は我が家から約1.5㎞位の所の方です。と言う事でその管理責任者に色々相談をしたところ、痒いところに手が届くようなサービスを受けることとなります

〇2016年4月3日

桜も満開となりました。

さて早いもので、今年でお婆ちゃんの所に行き始めてから7年目に入ります。天候も何とか大丈夫そうな5日朝新幹線で発って、夕方着予定です。

実施内容は納屋2棟解体の準備、お婆ちゃんの介護手続きと強制見回り(週1回程度)の依頼、環境の整備、高齢者向け給付金の手続き等と言ったところです。

今回は環境の整備(草刈り)についは未だ4月と言うこともあり何時ものように頑張らないで、程々にしておこうと思っています。

滞在期間は2~3週間を予定しています。

七年目1回目

二日目(2016年4月6日)

昨日1620頃に着いて、早速買い出し、お勝手、便所、風呂、寝床周辺の掃除等でした。

それがもの凄く汚れていて、とても半日位の掃除ではどうにもなりません。今回は半年そのままですから、洗濯物から台所の放置物、これでもかこれでもかと言う程でした。こびり付いた汚れをボチボチ取りながら亀の歩みと言った感じです。今日も洗濯を何回もしながら、溜まったゴミを焼却したり、掃除をしたりしています。

そんな中午後市役所に介護の申請に行ってきました。後はおばあちゃんを騙して受診させなければと考えています。

それから何時ものことですが、今回も保険証、通帳が何時ものところになくて、合間を見ながら半日ほど探してやっと出てくると言った感じです。

あと今日午後4時から解体業者との細部打ち合わせをすることとしています。

三日目(2016年4月7日)

昨日はやや悲観的なメールとなりましたが、今日は朝から雨、ゆっくりしています。

考えてみると40数年ぶりの新幹線で、乗換等にやや緊張していた上に、何時ものことながら到着直後の状態に悲観的になった気もします。

一通りの掃除も終わり、ゆっくりしてみると気楽になり、今は背伸びしないで小難しい面倒なことは業者に頼み、自分のできることをボチボチやろうと思っています。

お婆ちゃんは食べることと眠ることはしっかりしていますが、認知は相当進んだと感じます。

本人は汚れていようがそうでなかろうが困ったと思っていないものだからこれからの進め方を検討している段階です。

尚余談ですが、トラクター2台が鉄骨の納屋に入っていました。細部は省略しますが、今日その相手と会って話し合いをして来ました。

お婆ちゃんは覚えていませんが賃貸契約を結んでいました。

双方に問題がなければ4年間(相手の事情)年3万円の借料で貸すこととしました。

 

本日は以上です。